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2019年06月05日

行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 昨日は静岡市駿河区にあります静岡県立美術館へ行ってまいりました。『古代アンデス文明展』を拝見するためです。
 東京展を初めとして全国9カ所を全国展開する大規模な企画展、静岡は8カ所目になります。
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 めったに見られないものが見られるとあって、片道2時間、老骨にムチ打って出かけました。結果、スバラシイ~の一言です‥。
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 しかし、その内容が山盛りテンコ盛りですから、ご紹介に当たってはどこから手をつけてよいか分かりません。しかもミイラ関連を除いては撮影可能なものが多く、撮り始めたらキリがない状況下でした。
 従って、心に残ったお気に入りのものをほんの数点ですが、とりとめもなく材料別にご覧いただこうと思います‥うさぎ


【布】
 ◎刺繍のマント‥高位者のミイラを幾重にも包んだマントのうちの一枚です‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎つづれ織のチュニック
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎チュニックの一部‥階段状のユニットをかがり合わせたもの
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎頭を覆う綿レースの布‥結び細工とからみ細工を組み合わせた複雑にして繊細なもの
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【貝】

 ◎ナスカ:髪の毛と貝殻(スポンディルス)のネックレス‥この貝殻は黄金よりも価値があったとされる‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎チャビン:ストロンブス貝のトランペット‥連なった頭の複雑なデザインが全体に線刻されている‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【金】
 ◎シカン:金の胸飾り‥高純度の金の薄板を打ち出し細工で加工したもの、ピースは全て同じデザイン‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎モチェ:象嵌のマスク‥目は孔雀石、歯は貝殻らしい‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎マスク‥埋葬されたエリート男性の顔に被せられていた‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【紐】
 ◎インカ:キープ‥文字を持たなかったアンデスでは紐の結び目が情報の記録・伝達の役割を担った‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎ワリ:キープ‥インカのキープとは少し異なり、結び目に糸をグルグルと巻き付けている‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【土器】

 ◎ワリ:多彩色大鉢‥杖を持つ神が描かれている‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎モチェ:肖像土器‥同じ人物の三つの時期の顔を表現している‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【石】
 ◎チャビン:ほぞ付き頭像(テノンヘッド)‥神殿壁面の構造材‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」



【木】

 ◎チムー:木製柱状人物像‥チャンチャン遺跡王宮建造物の入口付近の壁に埋め込まれていたもの‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 ◎チムー:木製葬送行列ミニチュア模型‥12体の異なる服装は、役割や地位の違いを示唆している‥
行ってきました‥「古代アンデス文明展」


 因みに古代アンデス文明は紀元前1800年頃から紀元1600年頃まで、南米大陸のペルー・ボリビアを中心とした地域で栄えた文明です。
 遠い地球の裏側の異文化に畏敬の念と、ある種の郷愁めいたものを感じました‥。どんなに遠くであっても、地球上での人間の営みには境界がないとも思いました‥。

 最後にアンデスとはなんの関わりもありませんが、美術館の美しい窓辺の画像を‥。自分のお気に入りです。
行ってきました‥「古代アンデス文明展」

 終日、好天に恵まれましたが、雲が多く富士山を拝することはできませんでしたね‥。
 ご覧いただきありがとうございました。万物万人に感謝いたします‥うさぎ




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