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2016年04月13日

ちょいとお出かけ「当尾の里」

 昨日は当尾(とうの)の里まで日帰りで行ってまいりました。この里は京都府木津川市の鄙びた山間にありますが、奈良市とは目鼻の至近距離にあり、奈良No.の車が目立って多い立地です。
 こちらに点在する真言律宗の古刹が岩船寺と浄瑠璃寺です。秘仏公開中の両寺拝見と、両寺を結ぶ石仏の道ハイキングが今回の目指すところです‥うさぎ

◎岩船寺
 天平元年、聖武天皇の命により僧行基が阿弥陀堂を建立したことに始まります。隆盛時の七堂伽藍や塔頭群は失われていますが、往時を偲ばせる貴重な遺物遺構を数多く有しています。
 本堂内は日本一大きい一木造りの阿弥陀如来坐像をはじめ、四天王立像、普賢菩薩騎象像、十一面観音像、十二神将像、等々、枚挙にいとまがない有様です。美しい秘仏:弁財天半跏像も只今公開中です。

 ↓回遊式庭園の池越しに見る本堂の佇まい‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓室町時代建立の三重塔‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓修行僧が身を清めたとされる石風呂‥寺の名の由来となっている‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」



◎石仏の道

 岩船寺から浄瑠璃寺へと下る山道一帯は、花崗岩の巨石が所々に露出しており、多くの石仏が刻まれています。この道は、昔、奈良から笠置・伊賀上野に通じていた街道の一部で、多くの僧や修験者が行き来していたそうです。
 浄瑠璃寺から岩船寺へは上りとなりますので、ちょっとシンドイかもしれません‥。

 ↓大半はこのような穏やかな道ですが、一部、急傾斜でやや危険なところもあります‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓“不動明王”
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓“わらい仏”
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓途中の道路標識です‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓“からすの壺二尊”(阿弥陀如来坐像&地蔵菩薩立像)
ちょいとお出かけ「当尾の里」
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓“やぶの中三尊”
ちょいとお出かけ「当尾の里」
ちょいとお出かけ「当尾の里」



◎浄瑠璃寺
 創建は平安時代、国宝の九体阿弥陀如来像を含むお宝が満載の古刹です。美しすぎる秘仏:吉祥天女像も公開中です。藤原期の浄土式庭園(特別名勝及史跡)や三重塔(国宝)も見所です。

 ↓石仏の道を40分ほど歩いて、浄瑠璃寺の門まで辿り着きました‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓国宝の本堂‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓浄土式庭園と本堂全景‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓南北朝時代の石燈籠(重文)から本堂を覗くと‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓国宝の三重塔
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓やはり重文の石燈籠から三重塔を覗くと‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓九体仏に因む九つの往生の段階についての説法もありました‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」

 ↓門前の素朴なおみやげ屋さん‥干し柿、干し梅、漬物、山菜、菓子、陶器類など売っています‥
ちょいとお出かけ「当尾の里」


 両方の寺ともやや交通不便な地域にありますが、四季折々の花の寺としても知られています。
 桜散る中、新緑と早春の花々を愛でながら、好天にも恵まれて、楽しいウォーキングができました。“石仏の道”は雨天ですと地獄の道へと化しますからね‥。
 万物万人に心から感謝いたします‥うさぎ



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